Translations to English; Last modified: 2019/10/16 (Wed)
K. Akiyama at NAOJ in 2015

ようこそ! 私はマサチューセッツ工科大学 ヘイスタック観測所で働いている宇宙物理学/天文学の研究者です。私はアインシュタインの一般相対性理論によって予言されたこの宇宙で最も究極的な天体の一つである「ブラックホール」を研究しています。ブラックホールの近傍ではこの宇宙でも最も活動的な現象が見られることが知られていますが、これらの現象を引き起こすブラックホール時空や重力場、そしてブラックホール周辺のガス流の性質を明らかにしたいと思っています。

これまで私は超長基線電波干渉計(VLBI)と呼ばれる技術を使って、ブラックホールを非常に高い分解能で観測的に調べてきました。特に近年は、Event Horizon Telescope (EHT; イベントホライズンテレスコープ; 日本のサイトはこちら)という観測網を構築する日・米・欧・台が進める国際プロジェクトに携わっています。EHTは電波のミリ波帯の望遠鏡を使った地球規模の観測網で、私たちの天の川銀河や6000万光年先にあるM87という楕円銀河の中心に存在する超巨大ブラックホールの写真を撮れるほどに高い解像度を持っています。

このEHTプロジェクトの中心メンバーの一人として、人類史上初のブラックホールの撮像に向けて研究を進めてきました。たとえばEHTの初期観測でM87の超巨大ブラックホールが活動的になっている時期に初めてブラックホールのごく近傍の構造を観測することに成功しています。またスパースモデリングに代表される最新の統計手法を駆使した高品質のブラックホールのイメージング技術の開発やSMILIに代表されるEHTのソフトウェアの開発を行なっています。EHTではMichael Johnsonと共に画像化作業班を取りまとめています。

ここ数年私の研究の対象はブラックホールやEvent Horizon Telescopeの枠を超え始めています。これまでブラックホール撮像のために培ってきた技術やシミュレーション手法を用いて、近年、高速電波バーストや他の超巨大ブラックホールから噴出する相対論的ジェットの理論的/観測的研究成果も創出しています。また原始惑星系円盤、恒星、銀河など他の天体を研究している宇宙物理学・天文学の研究者と共同で、私たちが開発してきたスパースモデリングの手法を様々な天体や手法(ファラデートモグラフィーなど)に応用するプロジェクトにも近年取り組み始めています。

私は北海道大学理学部物理学科を2010年に卒業しました。その後、東京大学大学院に進学し、国立天文台 水沢VLBI観測所本間希樹 教授の指導のもと、2012年、2015年にそれぞれ修士号と博士号を取得しました。博士号を取得した2015年からマサチューセッツ工科大学ヘイスタック観測所で研究者として働いています。

News!

ついにEHTはブラックホールの史上初の撮影に成功しました!。今回のブラックホール撮像には私が中心となって開発してきた画像化ソフトウェア SMILIおよび画像化手法が用いられています!

EHT Collaboration et al. 2019, Paper IV, Figure 15 EHT Collaboration et al. 2019, Paper IV, Figure 15

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Office Location MIT Haystack Observatory, 99 Millstone Rd, Westford, MA 01886
Phone +1-(617)-715-5579
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